ロレックスの概要
ロレックス

ロレックスの概要




 ロレックスは、時計商社としてイギリスで創業したが時計関税が高額だったため以後漸次スイスに拠点を移し、その過程でメーカー化した。懐中時計が主流であった当時腕時計の利便性に着目し、オイスター社が開発しそれまでの腕時計と比較して防水性が格段に高い「オイスターケース」を実用化、自動巻き機構「パーペチュアル機構」や日付が午前零時頃一瞬で切り替わる「デイトジャスト機構」を発明、腕時計で初めてクロノメーターの認定を受けるなど実用的な機械式腕時計メーカーとして不動の地位を築き、今日に至っている。

 1970年代のクオーツショック後スイスの大量生産時計メーカーが自製ムーメントをあきらめエタ(ETA)社等のムーブメント専業社製ムーブメントに切り替えて生産を続ける中で、ほとんどの製品を自社製ムーブメントで生産する努力をしており、なおかつその大部分でクロノメーター認定を受けていることは特筆に値する。ただし、元々スイスの時計産業は分業化が進んでおり、クオーツショック以前でも自社一貫生産をするメーカーのほうが少数派であった。ロレックスも高度な技術力と開発力を必要する自動巻クロノグラフムーブメントに関してはゼニスとモバードが共同開発したエル・プリメロを改造して使用し、2000年まで自社生産できなかった。

 高級時計ブランドとして世界中で知名度を有しており、コピー商品・再生品(いわゆる偽ブランド品)が多いことでも知られる。これらの偽物・再生品は保証書がないものが多く、現在日本国内では正規代理店での保守・修理を受けられない。偽物の多さから偽ロレックスの収集家も存在するほどで、その偽物の中にもコピーの出来具合により等級が存在する。

 高級時計としての知名度とイメージ、金無垢やコンビさらにはダイヤなどの宝飾を使用することで高級感を出す手法を多用することなどから、日本国内では成金的なイメージを指摘する意見もある。また、その価値やブランドが世界各国で通用することから、いざという時の換金用として報道関係者といった外国渡航の多い人間に重宝がられているという意見もある。

 普及モデルとしてチュードル(Tudor)というブランドも存在する。元々は元本国イギリスでの販売拡大を狙って発売されたもので、名前はイギリス王家の一つチューダー家にちなむ。トレードマークもチューダー家と同じ薔薇であり、初期のモデルは文字盤に薔薇が描かれている。一時期日本でも販売されたが、現在は正規代理店の取り扱いはない。エタ(ETA)社のムーブメントを使用し、ケースのみロレックス社のものを使用している。

(ウィキペディアフリー百科事典引用)



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